雑学

知っておきたい理容と美容の違い?

みなさんは理容室と美容室のどちらを利用されていますか?最近は男性でも美容室に通う方が増えていますが、一般的には「理容室は男性用」「美容室は女性用」とイメージしているのではないでしょうか。
しかし、理容と美容では業務内容が明確に違っています。

それぞれの法律には次のように記載されています。

【理容】
頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること
(引用:理容師法第1条の2第2項)

【美容】
パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること
(引用:美容師法第2条第2項

と定義されています。
理容と美容の違いは、男女の違いではなく、法律によって業務範囲が示されています。理容師法は、理容とは頭髪の刈り込み、カット、シェービング、その他などで容姿を整えること。一方、美容は、化粧、結髪、パーマなどで容姿を美しくすることです。カットは本来、理容の仕事といえます。


ここでそれぞれの成り立ちについて勉強してみましょう。
理容の仕事の成り立ちは、明治4年、断髪令(散髪脱刀令)が発令された頃にさかのぼります。それまでの髷(まげ)の時代から、髪形の自由が認められた頃です。女性は明治時代になっても髪を結うのが普通でした。そのため「カットでそろえる」という概念がありませんでした。
明治6年頃から髪結床という言葉が「理髪」(髪をととのえ、おさめる)と変わっていきます。そして、明治34年に警察の指導の下で組合が発足します。その背景として、店舗の衛生状態が良くなかったため公衆衛生を守るために組合への強制加入や営業距離制限等を行いました。昭和32年には「理容師美容師法」が改正され、「理容師法」「美容師法」とそれぞれ単独法になり、現在に至ります。


最後にもう一つ、「理容(美容)院」「理容(美容)室」の違いが気になった事はありませんか。これは、単純に屋号の違いといえます。法律上の用語では『理容所』『美容所』といって『院』も『室』も使いません。ビューティーサロンとヘアサロンのようにイメージが違うだけです。ちなみに床屋は江戸時代、髪結い床として店舗を構えていた髪結いの呼称と言われています。

現在では、男女に関係なく営業する複合型サロンも増えています。一方で理・美容資格の専門性を高めるための動きや両資格の統一をという意見も多くなってきました。時代の流れや人々の暮らしとともにこれからも変化していくことでしょう。

いずれにしても、髪を切るとスッキリしたり、気分転換になったり。見た目だけでなく、内面からも変わることも多いと思います。

週末には、出掛けてみてはいかがですか?

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